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アニマルアイズ・動物の目から見た環境問題

アニマルアイズ・ 2 死を食べる

アニマルアイズ・動物の目で環境を見る 2 死を食べる

 動物や、鳥、魚、昆虫・・・・。 いろんな生きもののことを考えるとき、ぼくらは、かれらがすむ山や海、森や川のこと、そして空気や水のこともいっしょに考えます。
  けれども、そうした環境の中に人間の生活も含まれていることを、どうも忘れてきてしまったようです。
  動物写真家として、カメラを通して見続けているうちに、動物や鳥や魚や昆虫たちが、ぼくにそのことを教えてくれました。

「環境」ってなんだろう? この言葉をよく考えてみると、「環(かん)」は、わ=つながりをあらわし、 「境(さかい)」は、自然界と人との境界=世界をあらわすことに気が付きました。
  みんながつながっている世界、それが「環境」。 いま、そのつながりをあらためて見直す必要がありそうです。 ぼくが受けとった、動物たちの、そして自然からの環境メッセージが、「アニマルアイズ・動物の目で環境を見る」です

死に出会う場所

キタキツネが交通事故で死んでいた・・・
 死なない生き物は、いない。小さなウジにも、キツネやタヌキも、それに人間だって、うまれたいのちの数だけ、死はかならずある。
 死ぬと、その死はだれかに食べられる。死を食べて、ほかの生き物がいのちをつなぐ。
 人だって、おんなじだ。ぼくらが毎日食べている魚も、肉も、つきつめて考えれば、動物の死がいなのだから。スーパーマーケットでは、きれいにカットされ、パックされているから、気が付かないことが多い。けれど、ぼくらも、死を食べているんだ。
 死は食べられることで、ほかの生きものの、いのちにかかわっているんだ。 (本文より抜粋)

死の「時間」を撮影する

死体についたダニたち・・・

夏に見つけたたくさんの死

アマガエルのすがたは、
24時間ですっかりみえなくなってしまった・・・

水辺で出会う死

砂浜に打ち上げられた魚の死がいに、オカヤドカリが集まってきた

冬の死

ゴイサギの死がいに飛んできたヤマガラ。
こおった肉や脂身をついばんでいる

「うまそう!」な死がいたち

漁港にあつまるカモメたち

死が、いのちをつないでいる

ぼくらが毎日食べている魚も、肉も、動物の死がいなのだ。

環境問題
エコロジー講演会
講演案内もくじ

講師
宮崎 学の
著書紹介

ツキノワグマ

騒音や人を恐れない新世代のツキノワグマが、着実にその数を増やしている。なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか? 長野県を舞台にツキノワグマの変化を鋭く視つめ続けてきた動物カメラマン・宮崎学が、その謎に迫る。

洗剤キャップの
棲み心地は

自然環境は、人間の営みと共に変化している。「都市化」「国際化」「過疎化」「飽食」「ゴミ問題」…。環境変化の中で、野生動物はしたたかな戦略で生きている。数十年間、その変化を見続けてきた宮崎学が写真と文章でつづる最前線レポート。

死ーDeathinNature

自然界の生死にカメラを向けてみると、死を待っている生物がたくさんいることに気づいた。いわば、他の動物が死んでくれないと生きていけない生物がいたのである。他の生物に食われて自然に形がなくなっていく。それこそが、自然の生命としてもっとも幸せなことかも知れない。

<関連サイト>| 宮崎学写真館 森の365日gakuの今日のヒトコマツキノワグマ事件簿五感で観察するWeb自然図鑑
森の仲間コミュニティ(SNS)野生動物・森のライブカメラ
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動物写真家 宮崎学の視点でみた、自然界からの人間社会へのメッセージ